2012 Fiscal Year Annual Research Report
韓国幼稚園・保育所の第三者評価政策に関する調査研究
Project/Area Number |
22530870
|
Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
丹羽 孝 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 名誉教授 (10113325)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 韓国幼児教育 / 韓国保育施設 / 評価認証指標 / 幼稚園第三者評価 / 保育施設評価認証 / 幼保共通課程 / 国際情報交換 / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
1.現地調査及び資料収集 今回の研究では釜山地域、ソウル地域及び光州を中心に調査研究を行った。ソウルでは教育科学部を訪問し幼稚園課長及び課長代理、幼児教育奨学官にお会いし、幼稚園第三者評価政策及び韓国幼児教育発展計画についてヒヤリングと資料収集をおこなった。又、合わせて保健福祉部保育政策研究官及び第三者評価認証事務局を訪問し、政府サイドの最高責任者に面談し現状と情報収集をおこなった。 資料は主として保育施設第三者評価政策に関する「評価指針書」(39人以下施設、40人以上施設、障害児専担施設用)を入手し、第1期との比較検討を行った。合わせて、第1期の認証評価事業評価と、第2期の政策課題についても調査することができた。 2.第三者評価に関する日韓比較研究と国際シンポジウムの開催 研究の目的は韓国における幼稚園と保育施設に対する第三者評価政策の実態を正確に把握し、当面課題を明らかにすると共に、日本における第三者評価制度発展へどう生かすかということがもう一つの大きな課題であった。そこで本研究成果の広報と、日本の第三者評価制度を比較検討するために、韓国から幼稚園、保育施設評価の第一人者(李基淑梨花女子大教授、鄭美羅嘉泉大学校社会科学大学長)を招聘し韓国の現状について報告していただいた。又、日本については日本私立幼稚園連盟の研究委員である斉藤善郎先生に日私幼の検討状況について報告していただいた。又、実際には日本の第三者評価制度の中心として機能している愛知県社会福祉協議会の第三者評価センター長においでいただき、保育所についての評価実態を報告していただいた。そこからは第三者評価が公的に担保されること、有効で確実な評価指標の開発が必須である事が明らかになった。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|