2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22530890
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
小谷 正登 関西学院大学, 教職教育研究センター, 准教授 (80368456)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 久志 流通科学大学, サービス産業学部, 教授 (40341010)
来栖 清美 大阪府立大学, 看護学部, 助教 (10368813)
下村 明子 梅花女子大学, 看護学部, 教授 (30310733)
三宅 靖子 太成学院大学, 看護学部, 助教 (90557422)
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Keywords | 生活臨床 / 生活病理 / 睡眠 / 自尊感情 / 学校教育 / 子ども |
Research Abstract |
子どもの様々な問題行動発生の背景の一つに生活基盤の乱れ(生活病理)があるとし、睡眠を中心とした子ども(乳幼児~高校生)の生活全体のあり方を立て直すこと(生活臨床)によって様々な問題行動の予防につながることを実証的に明らかにし、生活の立て直しのための具体的な方策に関する提言を行うとともに実効性のあるプログラムを作成することを目的として、以下の二つの研究を行った。 (1) 高等学校における生活実態調査の実施 兵庫県立高等学校長協会の協力を得て、兵庫県立高等学校10校の生徒、保護者、教師を対象に「生活実態調査」を実施した。その結果、生徒4,093名、保護者2,583名、教師257名の有効回答を得、高校生全体の4分の1が1時以降に就寝していること、食習慣では10%を超える者が朝食抜きで孤食であること、約20%が1日に携帯電話を4時間以上使用していること、高校生の半数が慢性的な疲労状態であることなどを基本的な分析によって明らかにした。そして、この基本的な分析結果をもとに「報告書」作成し、調査協力校などに研究内容を公表した。 (2) 小学校・中学校における生活実態調査の結果の分析および公表 先行研究(挑戦的萌芽研究 テーマ:生活病理・生活臨床に関する臨床教育学的調査研究 課題番号19653102)の調査結果を詳細に分析・考察し、2編の論文(査読有り)を執筆した。さらに、その研究経過をまとめ、計4回の学会発表を行った。
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Research Products
(6 results)