2010 Fiscal Year Annual Research Report
地域の美術館と学校の連携を支援する表現・鑑賞プログラムの共同開発
Project/Area Number |
22530940
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
名達 英詔 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90510272)
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Keywords | 美術教育 / 地域連携 / 表現・鑑賞プログラム |
Research Abstract |
旭川市教育研究会図画工作美術研究部会,北海道旭川美術館,中原悌二朗記念旭川市彫刻美術館,北海道教育大学旭川校の四者により以下に記す表現・鑑賞プログラムを開発。旭川市内・周辺郡部小中学校の児童生徒に対して提供した。各プログラムについては,参加児童生徒の活動の観察,事後アンケートの結果,参加教員からの感想から参加者の満足度が高く、鑑賞学習や造形・表現活動に対する意欲の向上,美術館及び美術作品への関心の高まりといった学習効果が見られた。また,プロジェクト推進のための役割分担,組織化が図られ,計画的な運営と各組織の負担軽減がなされた。 ■道立旭川美術館企画展「片岡球子展」鑑賞プログラム ギャラリートーク,アートゲームの二つの鑑賞方法によって構成された鑑賞プログラム。6月に全5回実施。旭川市内・周辺郡部中学校美術部生徒延べ340名が本展をプログラムに沿って鑑賞した。 ■道立旭川美術館企画展「ウルトラマン・アート展」ワークショッププログラム 本展キュレーターによる講義およびオリジナル怪獣フィギュアの制作と展示によって構成されたワークショッププログラム。旭川市内・周辺郡部の中学校美術部生徒延べ320名が8月から11月にかけて講義および制作と展示に参加した。 ■旭川市立彫刻美術館巡回展出前授業プログラム 市内小・中学校への彫刻作品貸出巡回展を有効活用するための鑑賞プログラム。全体ガイダンス,対話型鑑賞,体感型鑑賞によって構成され,市内12の小中学校にて延べ760名の児童生徒が参加した。
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