2012 Fiscal Year Annual Research Report
地域の美術館と学校の連携を支援する表現・鑑賞プログラムの共同開発
Project/Area Number |
22530940
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
名達 英詔 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (90510272)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 美術教育 / 地域連携 / 表現・鑑賞プログラム |
Research Abstract |
本研究によって開発された表現・鑑賞プログラムを平成23年度に引き続き実施。年間事業として定着できた。また,プログラムの開発,提供を地域美術館と学校が相互に担保し合いながらサステナブルに行う組織が形成されている。 具体的な実施プログラムは、6月に旭川市内・上川管内の中学校美術部生徒350名が,旭川美術館企画展「椅子と絵の対話」展をプログラムに沿って鑑賞した旭川美術館鑑賞プログラム。7月に児童,生徒のみならず地域の人々も含めた2000名が旭川美術館を主会場とした複数のワークショップに参加した造形まつりプログラム。7月から11月にかけて,旭川市内・上川管内の中学校美術部生徒約200名が北海道立旭川美術館が企画する「愛のヴィクトリアン・ジュエリー」展をもとにワークショップを行ったワークショッププログラム。6月から3月にかけて旭川市内1120名の児童,生徒と保護者,教員が彫刻美術館から貸し出された作品を鑑賞した旭川市立彫刻美術館巡回展出前授業プログラムである。 成果と課題としては、プログラム参加児童,生徒の表現,鑑賞活動への意欲化及び表現,鑑賞能力の質的変化が見られるようになった点。人員不足の解消や参画主体の特性を生かしたプログラム内容の多角的な見直しにより,単一の主体では叶わなかったプログラムの実現と適正化が為された点。本プログラムに関連した学校教員,美術館学芸員の研修及び教員志望学生の教育支援が行われた点。本プロジェクトを基に,学校,各主体,地域や保護者が相互に交流する状況が生み出された点。学習効果や事業効果についての検証については未だ不十分であるため,今後も継続した取り組みが求められる点が挙げられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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