2012 Fiscal Year Annual Research Report
実践的教育力養成のための教員研修システムの構築-造形美術教育の改善を目指して-
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22530948
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
降籏 孝 山形大学, 教育文化学部, 教授 (20302284)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 教員研修 / 図画工作科教育 / 美術科教育 / 造形美術教育 / 教育力 / 教員免許更新講習 |
Research Abstract |
平成24年度は本研究における最終年次の研究であった。前年度までの研究成果である教育力を養成する教員研修システムの原案については、「研究目的」でもあった重要要素を明らかにしながらRCSI教員研修システムとして構築することができた。教員研修システムは「研究実施計画」通りに教員免許状更新講習において実際に取り入れて実施すると共に、具体的に検証することができた。その受講された教師の受講結果や受講後の感想などから、実践的な教育力を支える個々の教育観そのものの質的な変革を見いだすこともできた。研修システムとしてのある程度の有効性が確認できた。また、更新講習を通して明らかになった学校教育現場の造形美術教育がかかえる問題点と課題については、あらためて取り組み解決すべき重要な研究課題として再認識することになった。 実践的な教育力を養成する教員研修システムの一刻でも早い実用化の必要性とその重要性を痛感することになった。研究成果については、第51回大学美術教育学会大分大会において「実践的教育力養成のための教員研修システムの構築-造形美術教育におけるRCSI研修システムの提案-」として口頭発表することができた。山形大学紀要(教育科学)には「造形美術教育における教員研修システムの構築-図画工作・美術科の実践的な教育力向上を目指して-」として、本研究の研究成果をまとめることができた。研究協力者である山形大学附属小学校教員と附属中学校教員とでは、大学と附属学校園との共同研究報告書に『造形美術教育における実践的な教育力-小学校「図画工作科」と中学校の「美術科」で学びを支える教育とは-』で第3年次の研究成果としてまとめることができた。教員研修システムは、更新講習での検証はできたが、残念ながらインターネット上にリンクさせ実際に実用化の段階まで至っていない。これは、新たな科学研究費で継続して研究していきたい。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)