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2010 Fiscal Year Annual Research Report

日本と英国の中等教育美術科における創造的カリキュラム

Research Project

Project/Area Number 22530951
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

直江 俊雄  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (10272212)

Keywords教育学 / 教科教育学 / 中等教育 / 美術 / カリキュラム
Research Abstract

英国における中等学校美術カリキュラムに関する調査について、ロンドン大学ならびにバーミンガム市立大学の研究者と連絡を取りながら、ウェストミッドランド州の中等学校70校から集めた回答結果の集計を進めた。主としてキー・ステージ3と4におけるナショナル・カリキュラム、中等教育一般証明試験、批評学習、各校におけるカリキュラムの適用、アート・ライティング教育に関して、各校の実態に即した状況と、前回調査時の1994年当時からの変化について、美術科教育の観点から見た状況が明らかになりつつある。
ナショナル・カリキュラムについては、初の導入後15年以上が経過し、教育現場に定着するとともに、現在進行しているキー・ステージ3における改訂についても、対応への不安や大きな課題等は顕在化していない。一方で、中等教育一般証明試験へのカリキュラム対応の早期化や経営技術教育委員会による職業科目試験の導入などで変化が見られる。各校独自のカリキュラム適用の傾向については、調査結果を詳細に検討中である。今回新たに設定した、アート・ライティング教育に関する調査では、一般的に言語表現教育が進んでいると考えられる英国の教育において、美術教育者からの回答は必ずしもまとまっているわけではなく、我が国における状況との比較も含めて、検討が必要である。
今後実施予定の日本の中学校美術科における創造的カリキュラム調査への準備として、全国中学校から系統抽出により調査依頼校1200校のデータを作成した。予定する調査内容について、前回平成3年度実施時との継続性と状況の変化を踏まえながら検討した。平成3年度は東京都の一部地域に限定して調査を行ったが、本研究では全国の状況を偏りなく調査することと、前回調査後20年の変化について同一地域で比較することの両面からの解明を課題とするため、対象の抽出と内容の決定において検討すべき点が認められた。

  • Research Products

    (3 results)

All 2011 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 集団での鑑賞活動と心理的快適度-二次元気分尺度による測定を手がかりに2011

    • Author(s)
      直江俊雄
    • Journal Title

      芸術研究報

      Volume: 31 Pages: 57-66

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 集団での鑑賞活動参加者の心理的快適度2011

    • Author(s)
      直江俊雄
    • Organizer
      美術科教育学会
    • Place of Presentation
      富山大学
    • Year and Date
      2011-03-27
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.geijutsu.tsukuba.ac.jp/~naoe/

URL: 

Published: 2012-07-19  

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