2011 Fiscal Year Annual Research Report
日本人英語教員の英語力向上に役立つ「教室内英語力」の評価尺度の開発
Project/Area Number |
22530969
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
中田 賀之 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (40280101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 裕三 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 教授 (80304559)
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
長沼 君主 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (20365836)
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Keywords | 教室内英語 / 評価尺度 / 教師教育 / プロフェッショナル・ディベロップメント |
Research Abstract |
本研究における平成23年度の実績は以下の通りである。 1.全体会議(代表者・分担者・協力者)および代表者・分担者会議を複数回行い、行動目標の習得状況を評価・測定するための4種類の尺度(統合的診断尺度・内省的分析尺度・機能別尺度・タスク別尺度の素案)を作成し、4つの尺度の関係性の整理を試みた。 2.教員教育を目的とした大学院の授業で,統合的尺度を予備的に使用し,教室内英語力の自己・相互評価を行い,データ収集・分析を行い、尺度の修正すべき点を確認した。 3.第16回世界応用言語学大会で発表を行い、その後Steve Andrews氏と課題点の確認を行った。 4.英語で授業を行っている場面がある複数のDVDを視聴し、尺度運用の方法の検討と尺度の改善を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
尺度案自体はほぼ出来上がっており、あとは検証を待つのみであるため。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の構想にあったDVDの作成については、既に文部科学省作成のDVD「新学習指導要領に対応した外国語活動および授業実践映像資料」が全国の教育委員会や高等学校および中学校に広く配布されているため、これらのDVDを参照しながらの尺度の使用方法について提案するという方向で検討を進めている。これらDVDの配布は、本研究の構想時には想定していなかったものであるが、内容的にも価値があり、広く配布されていることから、尺度を使用する際に重要な役割を果たすと考えたためである。
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Research Products
(2 results)