2011 Fiscal Year Annual Research Report
紀元前からの情報機器の復元を伴った未来志向型技術・情報教育3次元教材の開発
Project/Area Number |
22530983
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
菊地 章 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 教授 (20127822)
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Keywords | 3次元教材 / 立体教材 / 情報教育 / 情報機器 / 計算機器変遷 / 計算機器復元 / 情報機器復元 / 技術・情報教育 |
Research Abstract |
本研究では,紀元前からの情報機器変遷を考慮しながら,今後の情報社会がどのように変化するかの視点から技術・情報教育における未来志向型3次元教材の開発を目指している。このとき,3次元高さ情報のみを有する形状情報から3次元プリンタ出力が可能なフォーマットへ変換する手法を開発し,3次元プリンタ出力時の細軸周りの強度を高める方法を開発し,さらには,技術・情報教育のための新たな3次元教材を開発した。 具体的には,まず,3次元高さ情報のみを有する形情報をSTLフォーマットとしてのCADデータに変換プログラムと3次元プリンタ出力が可能なフォーマットへ変換するプログラムを開発した。また,軸周りの珠が動く可動部分を含む教材については,教材として利用する際の石膏トナーの造形厚さと軸の径の大きさ調整の方法を確立した。さらには,サラミスのアバカスに代表される紀元前の線そろばん,ユパナに代表される小石等を使用した計算具,中国そろばんに代表されるそろばん,八頭自働算盤に代表される手回し式計算機,各種コンピュータ等に対して教材として復元可能かどうかの検討を進めた。特に,中国そろばんについては現地調査を含めて詳細に検討し,構造が比較的簡単なローマ時代のそろばん,ロシアそろばん,中国そろばんを事例として3次元プリンタによる復元教材を開発した。さらに,中学校技術・家庭(技術分野)や高等学校情報での利用可能性を学習指導要領と関連させて整理した。 以上の研究の流れの中で,中学校における技術教育ならびに高等学校における情報教育の中での3次元教材の位置付けを明確にした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は,国内ならびに外国の情報機器変遷に関わる情報を収集し,紀元前からの情報機器の復元を伴った未来志向型技術・情報教育3次元教材の開発するもので,研究は当初の予定通りに順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで国内ならびに外国の情報機器変遷に関わる情報を収集しているが,今後も継続して情報収集に努める。また,当初の計画通りに情報機器の復元を伴った未来吉向型技術・情報教育3次元教材を開発する。
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Research Products
(17 results)