2010 Fiscal Year Annual Research Report
造形遊びの創造的行為と教師の役割の関係性に基づく幼小連携授業・保育モデルの構築
Project/Area Number |
22530986
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Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
山田 芳明 鳴門教育大学, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (80363175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
廣瀬 聡弥 美作大学, 生活科学部, 准教授 (40419461)
西尾 正寛 畿央大学, 教育学部, 准教授 (50441449)
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Keywords | 幼小連携 / 造形遊び / 授業モデル / 保育モデル |
Research Abstract |
授業・保育実践データの分析については,研究計画に基づき,幼稚園・保育所と小学校の4学年で同じ素材(梱包用に使用されている,デンプン由来の成分による発泡性緩衝材エコフォーム)を用いた造形の保育及び図工の授業実践を計画し実施した。さらに,研究協力者とともに,その授業・保育映像をもとに内容について検討し,幼・保と小学校の保育・授業の特性について仮説を導き出した。その成果については,実践報告という形式で,大阪児童美術研究会の研究発表会において報告した。 また,教師の意識調査に関しては,幼・保の保育者と小学校の教員に,同一の授業映像を視聴させてアンケートを実施するという手法で調・分析を行った。また,以前からの調査研究も含めて大学紀要にて「幼稚園と小学校の教師が持つ保育・授業観とその形成-幼小接続のための相互理解に向けて-」を報告した。 さらに,1年間の研究の総括として,研究内容に関連する基本的な考え方について,大阪児童美術研究会の研究紀要において「幼稚園と小学校の保育と授業をつなぐイメージの共有」を報告している。そのほか,これまでの研究の知見に加えて,本研究での成果を踏まえて,研究分担者が図書「新時代の保育双書保育内容表現」において「幼小連携の重要性」について紹介した。以上のような,多くの成果を得ることができた。 なお,学習指導要領をはじめとする,文献についての整理と,それに基づく仮説の提案については,他の取り組みを重点的に行ったため,十分に結論を導き出すには至っていない。
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Research Products
(5 results)