2011 Fiscal Year Annual Research Report
スクールソーシャルワークの現職研修プログラムの開発的研究
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22531007
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
鈴木 庸裕 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (70226538)
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Keywords | 学校ソーシャルワーク / 学校支援 / チーム支援 / 不登校 / 支援プログラム / ケース会議 / アセスメント / 学校福祉 |
Research Abstract |
この年度は、「スクールソーシャルワークの目的と基礎的な知識」、「地域におけるスクールソーシャルワークの役割」、「問題把握のアセスメント技術」、「個別指導計画の作成と介入方法」、「介入の評価とフィードバック能力の形成」、「関係機関や協力者」、「家族との適切なコミュニケーション能力の形成」、「支援チーム会議・ネットワークのすすめ方」について、前2年の調査結果を基にスタンダードを作成した。 とくに、この年度は、東日本大震災後の学校運営や教育活動を踏まえることが大切となり、学校と福祉関係との連結に関わる課題を抽出した。 その1つは、福島県内の学外関係機関(児童相談所の児童福祉司と心理判定員他、福祉事務所、保健福祉事務所、警察青少年課、家庭裁判所、保護観察所、鑑別所、民生・児童委員協議会、保護司会、病院、クリニック、保健センターの職員)の実務対応職員及び、福島県社会福祉士会の協力を得て、プログラムの改善に関する研究協議を踏まえることができた。 教育と福祉や医療領域双方のつながりが欠かせない家庭支援について学校が何をこそおこなうべきかを明らかにできた。 本年の結果は、別記の通り、日本教育学会、日本生活指導学会、日本学校シャルワーク学会での発表や論文、出版著書によって著すことができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
進捗としては、東日本大震災後の子どもや家庭への支援、そして教育復興に関わり、その現実的課題をもとに、研究を進めることができ、研究の内容面にあっては深化があった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、学校福祉の視点から、ソーシャルワークの基本を教師が修得し、活用していくために、弊害となる学校文化や組織論、教師論の課題、そして他分野連携の弱さを克服する視点を明確にし、教師のエンパワメントを活かす実践プログラムと研修プログラムの作成の精緻さが問われてくる。 このことをエビデンスを持って検討していくことが大切な課題となると思われる。
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