2012 Fiscal Year Annual Research Report
スクールソーシャルワークの現職研修プログラムの開発的研究
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22531007
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
鈴木 庸裕 福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (70226538)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 教育学 / 学校ソーシャルワーク / 生活指導 / 教員研修カリキュラム / チーム支援 |
Research Abstract |
平成24年度は、まず、前2年で実施し、分析検討してきたアンケート調査と聞き取り調査を踏まえて、諸学会や研究会での中間的報告を執筆する。日本学校ソーシャルワーク学会や日本生活指導学会、および、福島での学校心理士会やスクールソーシャルワーカー協会、教育委員会での報告をおこなった。 本研究の過程で、「東日本大震災」後の子ども家庭支援や学校支援と、被災地の大学研究者として向き合うことにより、学校ソーシャルワークや相談援助技術を教師や学校として着目し、習熟していく契機が数多くあった。 学校ソーシャルワークが日本の現職教育のシステムおよび、そこでの他職種とのチームワークの形成において、どのような発展をすべきか。震災後の地域再生や学校再建、教育復興という現実の諸課題への対応を基盤とする研究をおこなう必要性と関わり、当初の研究目的の深化を図ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
震災復興と関わる教育現場のニーズに対応していくという点で、教員研究プログラムの検証やエビデンスを強く求められ、即時性を持って研究成果を検討する機会を得た。そのことにより研究の達成度は概ね進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
教育委員会の研究や教師向けの研修会、校内研修会などの機会を得ながら、研究成果の実証的作業に取り組む。 学会や研究会、報告書、紀要、学会発表の準備および実施に専念する。
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