2012 Fiscal Year Annual Research Report
初等中等教育におけるテクノロジーに関する教育カリキュラムの再構築
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22531009
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
安田 健一 茨城大学, 教育学部, 教授 (50361283)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹野 英敏 広島工業大学, 情報学部, 教授 (80344828)
大谷 忠 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (80314615)
谷田 親彦 広島大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (20374811)
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60344743)
上野 耕史 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 教育課程調査官 (20390578)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 教科教育学 / カリキュラム構成・開発 / 科学技術リテラシー |
Research Abstract |
小・中・高校生及び大学生に対して「技術教育の内容」と「技術的素養」についての意識調査を行い,テクノロジーに関する教育の目標や内容を学習者の視点から分析・把握することを通して,初等中等教育のテクノロジーに関する教育の教育課程,学習内容及び実践的指導法のあり方を再検討するための資料を収集することを目的として以下の成果を得た。 1.調査内容:小・中・高校生及び大学生を対象に(ア)「技術教育の内容」に対する意識,(イ)「技術的素養」に対する意識,小・中・高校生を対象に(ウ)「科学」と「技術」の認識 2.調査依頼・実施:全国の小・中・高等学校・教員養成系大学に依頼をし,小学4年生909名,5年生947名,6年生1115名,中学3年生1889名,高校3年生1112名,大学生2682名のデータを収集した。 3.結果及び考察 (1)技術的素養に対する自己評価では,技術的な課題解決における創造・工夫に関する資質・能力の習得意識が高く,技術や製品を多面的な観点から評価する力,生産に関する倫理観などの意識は低く示された。(2)技術教育の内容に関しては,社会や環境,安全などに関連する技術の学習内容について有効性が高く認識された。「Bエネルギー変換に関する技術」や「D情報に関する技術」のプログラムによる計測・制御の内容について有用性が低い傾向が認められた。(3) 小・中・高校生の「科学」と「技術」の認識ついて,「科学技術」や「科学・技術」の言葉は,科学と認識するものが多く,「技術」の学習内容を「科学」の学習内容と認識するものがあることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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