2012 Fiscal Year Annual Research Report
特別ニーズ教育へのブレンディドラーニング応用のための利用者モデルとユーザビリティ
Project/Area Number |
22531050
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
熊井 正之 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (60344644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 平 東北大学, 教育情報学研究部, 准教授 (30312614)
渡部 信一 東北大学, 教育情報学研究部, 教授 (50210969)
松浦 淳 青森中央短期大学, 幼児保育学科, 講師 (50612462)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ブレンディドラーニング / ユーザビリティ / 特別ニーズ教育 / 利用者モデル |
Research Abstract |
包括的分析の継続:実際に運用されているブレンディドラーニングのシステムと教材を用いた包括的分析を継続実施した。用いた手法は、i)Performance-related measurements(システムとサンプル教材を用いるタスクに実験的に取組んでもらい、遂行経過・結果を4段階[独力完遂、補助説明付完遂、一部代行完遂、非完遂]評定)、ii)知覚活動測定法(タスク実施時の注視項目・時間を測定し、長い注視時間、複数の項目間の注視往復の反復からユーザビリティの問題を特定)、iii)生体測定手法(タスク実施時の脈波を測定し、低・高周波数成分のパワ比として負担度を評価)、iv)評定尺度法(主観的負担感・疲労感等を質問紙とNASA-TLX電子評定ツールで測定・評価)、v)Thinking aloud法(利用時の内言を外言化してもらいつつタスクを実施して言語と非言語行動を記録)、vi)観察・Interview(現場での観察とインタビューを並行して実施)であった。 研究の総括:障害学生・生徒・児童における典型的利用モデルのプロトタイプ(自閉症スペクトラム高機能型、脳性まひ型、知的障害型、高等教育型、初等中等教育型)の検討、ブレンディドラーニング教材とシステムのユーザビリティの現状・要因(障害特性、発達段階、家族等の対面支援者の有無、本人と家族等の負担感、動機)の検討、高度なプログラミング等の専門知識やスキルがない教育者、支援者でもユーザブルな教材を作成できる簡易解決手法(障害特性を考慮した視覚・聴覚・文字・音声統合教材を、一般的なノートPCと内蔵マイク、文書作成ソフト、スキャナで作成する手法)、簡易テンプレート(発達段階を考慮したイラスト・ビデオ・音声・文字統合教材を、ビデオカメラ、一般的なノートPC、スキャナ、教室等で用いている絵カード、文字カードで作成する枠組ファイル)の提案を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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