2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22531052
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
猪平 眞理 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70232577)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 視覚障害 / 乳幼児 / 視覚活用 / 超早期支援 |
Research Abstract |
本研究の目的、視覚障害乳幼児の視覚活用の支援の充実を目指し0歳~2歳児の超早期に焦点を当てた取り組みを行った。 筑波大学教授柿澤敏文氏の協力を得ながら全国視覚障害早期教育研究会の会員有志とともに、千葉県立千葉盲学校、群馬県立盲学校の実践を基にし研究を重ねた。さらに眼科医や視能訓練士等の医療関係者からの資料提供も受けつつ、視覚障害のある乳幼児の超早期の視覚活用の支援の必要性と、適切な指導方法の検討を行った。この成果をまとめると以下のような骨子となる。 0歳からの視覚障害児に対する視覚活用の支援には、各々の子どもの見えやすい位置や方向を把握しつつ、見るものを間近でじっくり見せる働きかけを必要としている。その基盤には、子どもの見たい、知りたいという意欲の育みが重要であり、身近な大人の励ましや子どもに見えやすい環境作りが不可欠である。さらに子どもの身体作りも大切で、発達の全体から捉える視点が必須となる。 この研究成果を視覚障害児の支援にあたる関係者の参考とし、広く理解を図るためにDVDによる教師教材として編集した。内容は対象とする子どもの事例を取り上げ、0歳から2歳に至る視覚障害児の成長発達に即した適切な支援を行う中で、視覚の発達が促進されていく経過を追い、解説している。付録の版として見る意欲を促す玩具や用具の作成の配慮と使用の実際も収録した。 他方、発達障害研究34-4(日本発達障害学会)において「視覚障害乳幼児の超早期支援―全国視覚特別支援学校等(盲学校)における0~2歳児の支援の現状―」で本研究の成果の一端を報告した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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