2010 Fiscal Year Annual Research Report
学習障害児の算数障害の研究-数概念と分数概念の獲得について-
Project/Area Number |
22531057
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
熊谷 恵子 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10272147)
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Keywords | 数概念 / 分数概念 / 算数障害 / 学習障害 |
Research Abstract |
研究の目的 第1研究(数概念について) 熊谷(2007)の課題をもとに、線分描画課題、円描画課題のやり方を変えないで、数の大きさの規模を変えることやさらに数直線を用いた課題も検討に入れ、再度小学校1,2年生、および小学校中学年用、高学年用の課題を作成し、一般小学生に調査を行う。 ・実施状況について 課題の作成は終わったが、年度末に行う予定の調査は震災のためできなかった。 第2研究(分数概念について) 分数のインフォーマルな知識、量分数、分割分数、操作分数、商分数、有理数としての分数、それぞれについて数問からなる20問程度の問題を作成し、小学校低学年用、中学年用、高学年用の課題を作成し、一般小学生に調査を行う。 ・実施状況について 調査の対象となった小学校の普段の授業になるべく影響がないように、また、その学年が終了した時点での習得度を測定したかったために、年度末にA小学校全員を調査の対象としていた。しかし、3月11日の震災のために、各学年出席率が5割程度となったところでデータを取ったために、1~6年生まで各学年それぞれ30名程度、合計120名程度のデータが取れた。分析中である。
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