2012 Fiscal Year Annual Research Report
高機能広汎性発達障害青年における社会的コミュニケーション行動支援に関する研究
Project/Area Number |
22531065
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
井澤 信三 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 准教授 (50324950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
霜田 浩信 群馬大学, 教育学部, 准教授 (80364735)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 広汎性発達障害 / 社会的コミュニケーション / 行動支援 |
Research Abstract |
本研究は、高機能広汎性発達障害児・者における包括的な社会的コミュニケーション行動を支援する方法を検討することを目的とし、これまで以下のように実施した。 研究I:高機能広汎性発達障害青年における社会的コミュニケーション行動支援に関する研究の概観(井澤・山本・半田, 2011):広汎性発達障害児・者に対する指導研究についての文献的検討を行い、「グループを対象とした指導研究タイプ」「不適切な社会的コミュニケーションに代わりうる代替行動の指導研究タイプ」「具体的な状況に特化した個別的な指導研究タイプ」に整理された。 研究II:高機能広汎性発達障害青年における社会的コミュニケーション行動チェックリストの検討:研究代表者らによる研究(井澤・霜田・小島・細川・橋本, 2007)をもとに、試行的に作成した「社会的コミュニケーション行動チェックリスト」について、当事者29名、保護者62名からのデータ協力が得られた。個人によるつまずきが多様であるがため、そのつまずき例のサンプルを示すことができた。今後、さらにこの結果については、吟味する必要がある。 研究III:高機能広汎性発達障害青年を対象とした指導・支援プログラムの開発:(1)大学入学準備支援プログラム、(2)就職準備支援プログラム(全般)、(3)就労準備支援プログラム(ソーシャルスキル)、(4)消費者スキル指導プログラム、(4)外食マナー指導プログラム、といった5つの社会的コミュニケーション行動支援に関する指導・支援プログラムを開発し、その効果を検討した。いずれのプログラムも、知識・技能の提供に向けて、本人との対話を通した、セルフ系の指導技法およびシミュレーション場面の適用が効果的であったことが示された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)