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2010 Fiscal Year Annual Research Report

発達障がいを併せ有する聴覚障がい児の算術力向上を支援するAHS構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22531074
Research InstitutionTokyo University of Technology

Principal Investigator

松永 信介  東京工科大学, メディア学部, 准教授 (60318871)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 稲葉 竹俊  東京工科大学, メディア学部, 教授 (10386766)
Keywords発達障がい / 聴覚障がい / 算術力 / 算数 / 学習者特性 / AHS / 学習支援システム / eラーニング
Research Abstract

本研究は、近年の調査で明らかになってきた発達障がいを併せ有する聴覚障がい児に向けた、算術力育成のためのeラーニング教材を開発するとともに、その学習を支援するシステムの構築を目指すものである。
平成22年度に掲げた研究目的は大きく三つあった。第一は、対象児童の学習時における困難の実態調査である。これに関しては、本年度の研究協力先の児童数名に後述する教材を利用してもらい、いくつかの困難の類型化を行った。第二は、発達障がい児が苦手とする「計数」および聴覚障がい児が苦手とする「数唱」を念頭においた、学習計画の策定ならびにそれに基づくプロトタイプ教材の開発である。本年度は、対象児童の障がいの度合いなどを考慮し、少人数でも差異が検証しやすい乗算(九九)を題材とした教材を開発し、それをLMS上で試験運用した。eラーニングという形態をとっているため、学習計画は緩やかな指針を提示するに留め、できるだけ児童自身が目標を定めて学習に取り組める仕様とし、またそれと連動する形で学習進捗の管理を行い、それを常時児童が確認できる環境整備を行った。これらは、目標設定機能・スタンプ機能という形で実装した。インタフェース上の課題はあったが、こうした仕組みが、対象児童の学習喚起に一定の効果をもたらすことが確認された。そして第三は、AHSを機能させるための学習者特性の因子の選定とそれに基づく学習者モデルの形成である。AHSに関しては仕様上の検討を行い、また学習者特性に関しては上述した困難の類型パターンを一つの因子として考慮することとした。

  • Research Products

    (2 results)

All 2011 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 探求学習を支援する学習者特性適応型電子図鑑の開発と評価2010

    • Author(s)
      松永信介, 他2名
    • Journal Title

      コンピュータ&エデュケーション

      Volume: Vol.28 Pages: 67-72

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 発達障がいと聴覚障がいを併せ有する児童のための算数用デジタルコンテンツの研究2011

    • Author(s)
      松永信介, 他3名
    • Organizer
      情報処理学会
    • Place of Presentation
      東京工業大学(東京都)
    • Year and Date
      2011-03-03

URL: 

Published: 2012-07-19  

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