2010 Fiscal Year Annual Research Report
弱視児童生徒の濁音・半濁音文字の視認性の検討と弱視用フォントの開発
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22531079
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Research Institution | National Institute of Special Needs Education |
Principal Investigator |
田中 良広 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育相談部, 総括研究員 (70392933)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
澤田 真弓 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援部, 総括研究員 (50321592)
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Keywords | 教育学 / 弱視 / 濁音・半濁音 / 視認性 / フォント |
Research Abstract |
研究初年度にあたる本年度は、主に先行研究や関連する文献や書籍等による情報収集、また、関連する学会への参加を通じて関連する情報収集を行うとともに、実験素材となる濁音・半濁音が含まれた単語の検討等を行った。 1. 文字の視認性に関する先行研究の整理 文字の視認性に関する先行研究を文献等により整理した。具体的には、弱視児童生徒のための読字環境における一般的な配慮点や視認性を高めるための条件等を整理した。 2. 学会参加、ウェブ等からの情報収集 平成23年2月にマレーシア・クアラルンプールで開催された第10回世界ロービジョン学会へ参加し、弱視児・者の読書効率に関する情報を収集した。 3. 実験デザインの策定 濁音文字・半濁音文字の視認性の検証実験に関して、弱視児童生徒に対する視認性に対する実験デザインを策定した。 4. 実験素材用の単語の抽出 当該研究における弱視児童生徒に対する濁音・半濁音の視認性に関する実験にかかる、濁音・半濁音を含んだ単語、特に、同じ清音で濁音と半濁音が含まれた2つの単語の抽出を行った。
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