2012 Fiscal Year Annual Research Report
Rauzy fractal領域の境界に関する構造研究
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22540117
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
古門 麻貴 横浜国立大学, 国際社会科学研究科, 助手 (20303068)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 俊次 金沢大学, 自然科学研究科, 研究員 (30055321)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | フラクタル境界 / 自己同型変換 / マルコフ変換 / キャンセレーション問題 / 準周期タイリング |
Research Abstract |
1. rank3の複素Pisot型コンパニオン行列に関し,Rauzy fractal領域の境界の特徴付けを行うため,「タイリングの生成条件」について取り組んだ.すでに,Jacobi-Perron (JP)アルゴリズム(高次元連分数)から生成されるsubstitutionについては,タイリングを生成させるための条件として,substitutionの列の並び方についての特徴づけが[伊藤-大槻]において行われているが,modified JPアルゴリズムに変更しても,類似の結果が成り立つことがわかった.この成果は,論文「The condition for the generation of the stepped surface in terms of the modified Jacobi-Perron algorithm」としてまとめる予定である.(共同研究者:伊藤(金沢大),安冨(東邦大)) 2. d=4のhyperbolic 条件を満たすsubstitutionのうち,4-区間交換変換上のRauzy inductionから生成される周期8のクラスにおいて,8種のタイリング上に,Mutually Local Derivability の関係があることを具体的に示すことに成功した.(共同研究者:伊藤俊次(金沢大),Pierre Arnoux(Aix-Marseille大)) 3. 高次元連分数展開の新しいアルゴリズムから生成されるsubstitutionを用いてタイリング構成することに成功した.この成果は,論文「A new multidimensional slow continued fraction algorithm and stepped surface」としてまとめる予定である.(共同研究者:伊藤(金沢大),斉藤(はこだて未来大),田村(津田塾大),安冨(東邦大))
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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