2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22540177
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
平野 載倫 横浜国立大学, 環境情報研究院, 教授 (80134815)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | カオス |
Research Abstract |
本研究では偏微分方程式については、 ① 非線形のSchrodinger方程式で空間特異性をもつもの(Hardy項と呼ばれる非線形項を持つ)を中心に扱い、Henon方程式(星団の形状、ダイナミクスを記述する方程式)について解の存在とその性質を明らかにした。非線形方程式(系)の解の多重性と定義域の関係の解明(方程式の定義域と,解の個数や解の符号、解のエネルギーとの関係)に取り組み、①および②の方程式の定義域の位相的、幾何学的(微分幾何学的)特徴が微分方程式の解の多重性に与える影響を明らかにしてきた(たとえば, 定義域(リーマン多様体)が、地域的に異なるRicci曲率をもつときに、①および②の方程式が複数の解をもつことなど(領域の微分幾何学的特徴との関係))。② Coupled Schrodinger方程式(光ファイバー内の干渉波を記述する方程式)やGinzburg-Landau方程式(超電導に関する方程式)について解の存在とその性質を明らかにした。③ 非線形の楕円型方程式の解で、homoclinic及びheteroclinicと呼ばれる解の存在と多重性を示した。 常微分方程式については、 ④ 遅れをもつVan del Pol(自立的振動をする電気回路を記述)方程式および、Lotka Volterra(捕食系を記述する方程式)について解の存在とその性質を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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