2012 Fiscal Year Annual Research Report
第一原理分子動力学シミュレーションによる液体の圧力誘起構造変化の研究
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22540389
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
星野 公三 広島大学, 総合科学研究科, 教授 (30134951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宗尻 修治 広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (90353119)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | シミュレーション / 圧力誘起構造変化 / 液体スズ / 液体カルシウム / 液体中の横波 / 融解曲線 |
Research Abstract |
○液体スズにおける圧力誘起構造変化と動的性質 これまで第一原理計算で調べた結果をまとめて論文をPhys.Rev.Bに掲載するとともに、国内外の学会で発表した。また、動的構造の解析をより詳細に行うことにより、液体スズ中の横波と縦波のミクシングの微視的機構について解明した。 ○液体カルシウムにおける圧力誘起構造変化 最近超伝導体として注目されている超高圧下の固体カルシウムの圧力誘起構造相転移については第一原理電子状態計算がいくつか報告されているが、液体状態についての実験的・理論的研究はまだなされていない。それは、高温・超高圧下での実験の困難性による。このような状況でも適用できる分子動力学シミュレーションを実行し、理論的に物性を予測し、実験への指針を示すことは、シミュレーションの重要な使命のひとつである。我々は、まず分子動力学シミュレーションにより液体カルシウムの超高圧下における融解曲線の圧力変化を求め、実験的に得られている融解曲線と40 GPaまでよく一致することを明らかにした。この成果は、国内の学会で発表し、国際学会での発表も予定している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Transverse excitations in liquid Sn2013
Author(s)
S.Hosokawa, S.Munejiri, M.Inui, Y.Kajihara, W.-C.Pilgrim, Y.Ohmasa, S.Tsutsui, A. Q. R. Baron, F. Shimojo and K. Hoshino
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Journal Title
Journal of Physics: Condensed Matter
Volume: 25
Pages: 112101 [5 pp]
DOI
Peer Reviewed
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