2011 Fiscal Year Annual Research Report
双極子分子を含む極低温原子気体における原子分子凝縮体の生成と崩壊
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22540414
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| Research Institution | Ritsumeikan University |
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Principal Investigator |
藪 博之 立命館大学, 理工学部, 教授 (60202371)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 拓史 お茶の水女子大学, お茶大アカデミックプロダクション, 特任リサーチフェロー (30538351)
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| Keywords | 量子エレクトロニクス / 量子多体系 / 原子気体 / 分子生成 / 双極子分子 |
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| Research Abstract |
交付申請書に記載した研究計画に従い、電気双極子モーメントを持つ分子の双極フェルミ気体を含むBose-Fermi混合気体において、相構造の決定、不安定相の構造の解析を行い、得られた研究成果の学会講演による発表を行なった。
1、双極子フェルミ分子の化学ポテンシャルおよび安定性条件を取り入れて拡張した準化学平衡を解く計算機プログラムを実行し、結果の解析を行い、相図を作成した。双極子相互作用を含む化学ポテンシャルの計算はThomas-Fermi法および平均場近似による新しい結果を用いた。
2、双極子型相互作用は、混合気体を不安定化し、系の崩壊を引き起こす。この不安定性は混合気体が負圧をもつことにより判定される。この不安定性を求めるために原子分子混合気体の圧縮率を双極子相互作用の効果を取り込んで計算し、安定相・不安定相の境界を数値計算により求めた。
3、Bose-Fermi混合気体の分子生成における派生的な計算を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度において基本的な理論の開発やそれによる数値計算の結果は得られているため。今後は研究結果のとりまとめおよび成果発表をより重点的に行う必要があると考える。
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| Strategy for Future Research Activity |
成果発表について、部分的な結果は学会講演等で行ってきた。今後は発表本年度までに得られた結果を投稿論文として取りまとめ、論文掲載誌に発表する。また、本研究のために開発した理論や結果の解析を進め、次の段階の研究の必要性および方向を明確にする。
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