2012 Fiscal Year Annual Research Report
島弧安山岩質火山のマグマ溜り進化の高精度解析―蔵王山過去2千年間の例―
Project/Area Number |
22540487
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
伴 雅雄 山形大学, 理学部, 教授 (50208724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 尚人 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 教授 (30202964)
加々島 慎一 山形大学, 理学部, 准教授 (70361243)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マグマの進化 / 安山岩 / 島弧 / 同位体比 / 古地磁気 / マグマ溜まり / 活火山 / 東北日本 |
Research Abstract |
本研究は、蔵王火山について、【1】古地磁気年代測定を含む噴火史の精密化および系統的試料採取:(1-1)噴火史の精密化および系統的試料採取、(1-2)古地磁気年代測定、【2】高精度全岩および鉱物化学組成分析、岩石組織解析、【3】マグマ溜り進化の高精度解析を進め、最終的には、島弧安山岩質活火山のマグマ溜り進化モデルの構築・噴火予測を行うものである。以下に24年度の成果を記す。 【1】(1-1):13世紀以前・以降の噴出物について補足調査・補足採取を行い、噴火史を完成させた。(1-2):13世紀以前・以降の噴火噴出物の古地磁気の方位と磁力の測定の再検討を行った。その結果を、日本で得られている過去2千年間の地磁気の方位と磁力の変遷 と比較した。 【2】(2-1):溜り内のマグマの種類・配置・温度-圧力条件・マグマの混合-上昇過程を明らかにするために、噴出物の鏡下の観察・全岩化学組成・鉱物化学組成の系統的な分析を行った。13世紀以前の噴出物については代表的な資料について行った。また、13世紀以降の噴出物について補足分析を行った。(2-2):13世紀以降・以降の噴出物の同位体比分析結果をこれまでの調査によって得られた結果と比較検討した。 【3】:(A) 浅部マグマ溜りの温度-圧力条件・固化度および組成の時間変化、(B) 深部マグマの混合比や浅部マグマ溜り内での混合プロセス、(C) 深部マグマの性質の変化を、蔵王山の13世紀以降の6回の噴火について得られたデータを基に考察を進めた。 得られた結果を基に蔵王火山の特に13世紀以降の噴火について、マグマ溜り進化モデルの構築をおこなった。それを基に噴火予測を試みた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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