2012 Fiscal Year Annual Research Report
閉環メタセシスを利用するビアリール化合物合成法の開発
Project/Area Number |
22550029
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
吉田 和弘 千葉大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (60375607)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | オレフィンメタセシス / 閉環 / ビアリール / エンインメタセシス / ルテニウム / グラブス触媒 |
Research Abstract |
ビアリール化合物は、液晶を始めとする機能性材料や生理活性物質、錯体触媒の重要な構成要素など多くの用途に利用されている重要性の高い化合物であるが、現在主として用いられているこれらの合成法は二分子の芳香族化合物をカップリングさせる方法である。しかしながら、原料の芳香族化合物の入手が容易ではないために、本手法で合成することが困難なビアリール化合物が多数存在する。そこで、このような需要の高いビアリール化合物の合成法を刷新する全く新しい方法論の開発を行うことを目的として本研究プロジェクトを開始した。一昨年度の研究では、思惑通りに研究が進展し、分離困難な副生成物を全く排出せず単一生成物のみを与える強力なビアリール化合物の直截的な合成アプローチを開発することができた。また、昨年度の研究では本手法をヘテロ環を含むビアリール化合物の合成に応用する基盤技術の開発として閉環オレフィンメタセシス(RCM)を利用する新規インドール骨格の合成法の開発に成功した。 本年度は、このインドール合成法をビアリール合成法に応用すべく、閉環エンインメタセシス(RCEM)を利用する新たな合成法の開発を行った。本合成法が実現すれば、ビニル基が組み込まれたインドール合成が可能となり、ヘテロ環ビアリール化合物の合成に直結する重要なデータを得ることができる。最終的に、これら全ての合成法を組み合わせれば、RCEM/RCMの連続環化反応によるヘテロ環ビアリール化合物の合成が実現可能となる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)