2012 Fiscal Year Annual Research Report
生体適合複合材料を生体分子間結合の反応場とした電気化学的センサの開発
Project/Area Number |
22550078
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Research Institution | Maebashi Institute of Technology |
Principal Investigator |
菅原 一晴 前橋工科大学, 工学部, 教授 (30271753)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 磁性ビーズ / オボアルブミン / コンカナバリンA / Phos-tag / ガリウム(III)錯体 |
Research Abstract |
磁性ビーズを用いたタンパク質一糖タンパク質問結合の電気化学的アッセイ:磁性ビーズ上でのタンパク質-糖タンパク質問相互作用をモニタリングするために、コンカナバリンA(ConA)とオボアルブミン(OVA)間結合の電気化学的アッセイを開発した。電極活性なダウノマイシンでラベル化されたConAが架橋剤を介して6種類の磁性ビーズに固定された(直径:1.0-8.9μm)、6種類のOVA-ビーズも同様な手法で作製された。ConAはα-マンノース残基をもつOVAを認識するので、この結合はダウノマイシンが修飾されたConAの酸化ピークを使って評価された。結合がビーズ表面で起こると、そのピークはConAの電極活性部位の被覆によって減少する。直径が8.9μmのConA/ダウノマイシン修飾ビーズと2.5μmの直径のOVAビーズの組み合わせで、最も大きな電流値の変化が得られた。 ConA-OVA間結合はビーズのサイズに依存するので、本手法によって細胞表面でのタンパク質-糖タンパク質問結合を測定できる。 ガリウム(III)-アセチルアセトン錯体固定化カーボン電極を用いたリン酸化タンパク質の電気化学的センシング:グラッシーカーボン電極にガリウム(III)-アセチルアセトン錯体を固定化しオボアルブミンとの相互作用を測定した。オボアルブミンのリン酸基は、ガリウム(III)と選択的に結合するため電極表面に濃縮される。電気化学的マーカーのヘキサアンミンルテニウム(III)はオボアルブミンの濃度に依存する現象が観察された。本手法でα-、β-、γ-カゼインの測定を行ったところ、それぞれのリン酸基の個数によって影響を受け電極応答が変化することが見出された。さらには、卵白中のオボアルブミンを簡便にセンシングができるので、リン酸化タンパク質の検出手法として優れた特性をもっている。
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[Journal Article] Electrochemical Genotoxicity Assay Based on a SOS/umu Test Using Hydrodynamic Voltammetry in a Droplet2012
Author(s)
Kuraraitz, H., Sazawa, K., Nanayaraa, Y., Hata, N., Taguchi, S., Sugawara, K., Fukushima, M.
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Journal Title
Sensors
Volume: Vol. 12
Pages: 17414-17432
DOI
Peer Reviewed
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