2012 Fiscal Year Annual Research Report
ジビニルモノマーのラジカル重合によるヘテロタクチックポリマーの合成方法の開発
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22550107
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| Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
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Principal Investigator |
斎藤 礼子 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (30225742)
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| Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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| Keywords | 高分子合成 / 立体規則性制御 / ラジカル重合 / ヘテロタクチック |
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| Research Abstract |
本研究では、ビニル系モノマー２分子を鋳型に対し結合し、その空間位置を精密に制御し、、ラジカル重合によりヘテロタクチックポリマーを簡便・高効率に合成する方法の開発を目的としている。Ｈ24年度は以下の3点について研究した。
1：「包接錯体型（疑似）ジビニルモノマーの応用」Ｈ23年度にビニルピリジン/シクロデキストリン包接錯体を用いることでヘテロタクチックポリマーの合成が可能となったことを受け、包接錯体型ジビニルモノマー類のヘテロタクチックポリマー合成への汎用性を検討した。スチレン、p-ビニルフェノールを用い、β-および、γ-シクロデキストリンに種々の雰囲気下で包接体形成させ、その解析を行った。これより、ヘテロタクチックポリマー合成に適したと考えられる包接錯体を選定し、重合した。ビニルピリジン系とは異なり、ヘテロタクチックポリマーは得られなかったが、包接錯体型ビニルモノマーの重合挙動より、包接錯体について基礎科学的に重要な知見を得ることができた。
2：「共有結合型時ビニルモノマーの重合と解析」フタル酸とメタクリレート、メタクリルアミド類の種々のモノマーを合成し、重合した。固定位置となるフタル酸からのビニル基の距離と運動性を因子とし、立体規則性の制御について検討し、水素結合を有するアミド基、およに、カルボニル基の双極子相互作用が立体規則性制御を低減することを見出した。
3：「イオン・水素結合型疑似ジビニルモノマーの重合」Ｈ23年度に見出したメタクリル酸とカテコールのブレンドにおける重合制御の詳細を検討し、モノマーとカテコールの水素結合性よりもポリマーとカテコールの水素結合性が低く、重合後はカテコールが溶液中に外れることより、カテコールを触媒的に立体規則性制御に用いることができることを明らかにした。
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| Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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| Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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