2012 Fiscal Year Annual Research Report
分光立体映像再生のための超広帯域ヘテロダイン干渉計の開発
Project/Area Number |
22560031
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
吉森 久 岩手大学, 工学部, 准教授 (40322961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 亜紀子 独立行政法人産業技術総合研究所, 計量標準研究部門, 主任研究員 (00357849)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 3次元イメージング / 分光 / コヒーレンスイメージング / 計算イメージング / ディジタル分光ホログラフィー |
Research Abstract |
自然光で照明された多色物体からの光波を干渉計測し,信号処理を施すことにより,多数の波長バンド毎の立体映像を同時に得る技術を開発した.測定用の特別な照明光を必要としないこのようなパッシヴ分光立体映像法を実現するために,研究代表者は2光波折り畳み干渉法を考案した.この方法の原理は,インコヒーレントホログラフィーの原理と,フーリエ変換分光法の原理を融合させたものとみなすことができる. 本研究では,空間的にインコヒーレントな3次元多色物体に対し,その多数のスペクトル成分に関する分光された3次元画像のセットを,1回の実験で取得した干渉縞のデータから再生することに成功し,提案手法の原理の正当性を確認できた. また,本手法の中心的な信号処理アルゴリズムである,合成開口処理において,そのルールを,1部変更することにより,コヒーレンス関数(多次元干渉縞)の測定において,原理的に,ヘテロダイン検出が可能となるとことが,新たにわかった.このアイデアを裏付ける原理検証実験にも成功しており,今後,実用化も視野に入れて研究を進展させるつもりである. 上記の研究成果は,4編の原著論文と,3編の解説論文,12編の国際会議論文,及び,5編の招待講演・論文で,世の中に公開されている.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)