2010 Fiscal Year Annual Research Report
メッシュレス三重相反境界要素法の実用化に関する研究
Project/Area Number |
22560069
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Research Institution | Kinki University |
Principal Investigator |
落合 芳博 近畿大学, 理工学部, 教授 (70268465)
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Keywords | シミュレーション工学 / 数理工学 / 計算力学 |
Research Abstract |
工学におけるCAEには有限要素法が主に使用されているが,メッシュ作成の問題がある.有限要素法と同様に境界要素法においても,非線形問題や物体力分布がある場合ではメッシュが必要になる.メッシュが不用なメッシュレス三重相反境界要素法の実用化のために,初年度である平成22年度は定常熱応力を伴う熱弾塑性解析,任意荷重分布を伴う薄板変形解析,非定常熱応力を伴う熱弾塑性解析の研究を主に行った,熱弾塑性解析に関する成果をベルリンで開催された国際会議BETEQ2010で発表した.また,その論文は"Engineering Analysis with Boundary Elelnents"に掲載された.平成22年度は,学術誌に論文4編が掲載され,学会発表は5件発表した.その内容は,遠心力を伴う弾塑性解析,任意の初期温度および熱発生分布を伴う三次元非定常熱応力解析等である.未発表であるが非定常熱応力の計算を高速で行う方法,メッシュレス動弾性解析,メッシュレス凝固解析の研究を行ったので,その成果をH23年度に発表を予定している.また,三重相反境界要素法は理解することが困難であるので,比較的理解し易い1次元非定常熱伝導解析の研究を行った.この成果を学会で発表すると伴に,メッシュレス三重相反境界要素法の普及のために公開を予定している.三重相反境界要素法は,独自の補間手法を使用しており,その補間法は画像処理に活用でき,その成果を学会誌に発表した
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Research Products
(10 results)