2012 Fiscal Year Annual Research Report
超高速飛翔体衝突によるアルミニウム厚板のイジェクタ生成メカニズムの解明
Project/Area Number |
22560078
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
西田 政弘 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60282828)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高速衝撃 / エジェクタ / クレータ / 高温環境 / 斜め衝突 |
Research Abstract |
二段式軽ガスガンを用いて加速させたアルミニウム(2017-T4)球をアルミニウム(6061-T6)厚板に超高速衝突させ,その時のイジェクタを詳しく調べた.直径95 mm,厚さ40 mmの厚板をターゲットとし,直径7 mm,3.2mmのアルミニウム球を用いた.衝突速度は1~6 km/sで行った.ターゲット前方50 mmの位置に検証板を設置し実験を行った.検証板には銅板150 × 150 mm,中心に飛翔体が通過する穴(直径30 mm)を開けたものを使用した.また,飛翔体衝突直後のエジェクタ飛散挙動を高速度ビデオカメラで撮影した. 最終年度にあたる平成24年度は,衝突角度および温度がエジェクタの生成に与える影響を調べた.まず,衝突角度の変化とともに,クレーター形状およびエジェクタの総数は明確に変化した.しかし,エジェクタの形状は変化せず,斜め衝突であった場合に,薄いエジェクタや細長いエジェクタが生成されるようなことは起こらなかった.エジェクタの総数に関しては,飛翔体の衝突速度の垂直方向成分が重要であることがわかり,その2乗で規格化することにより現象を説明することができた.さらに,エジェクタの総数に関する実験式を提案した. 室温と高温(+200℃)で垂直衝突を行い,クレーター形状およびエジェクタの総数を比較した.高温のクレーターは若干大きくなっり,エジェクタの総数もわずかに変化した.しかし,大きな変化はみられず,温度上昇の影響は少ないことはわかった.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(14 results)