2012 Fiscal Year Annual Research Report
機能性不均質導電構造物の電磁熱誘起振動と電磁熱衝撃の数理解析
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22560086
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
河村 隆介 宮崎大学, 工学部, 准教授 (70234135)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 材料力学 / 数理解析 / 不均質材料 / 電磁熱誘起振動 / 電磁熱衝撃 |
Research Abstract |
本研究は,傾斜機能材料に代表される機能性不均質導電材料からなる構造物を対象として,周囲磁場の周期的変化を受ける場合の熱誘起振動や熱衝撃という動的応答の問題に関する数理解析に取り組もうとしたものである。すなわち,磁場の周期的および衝撃的時間変化により誘起される渦電流損の熱負荷と,ローレンツ力を同時に受ける不均質導電材料からなる構造物の電磁熱弾性問題の数理解析方法の確立を図り,数値計算による定量的評価を行って,電磁熱弾性応力と変形の準静的挙動,電磁熱誘起振動と電磁熱衝撃の動的応答に及ぼす不均質材料物性の効果の解明を目指したものである。今年度の研究で得られた成果は以下のとおりである.熱的および力学的に不均質な導電材料からなる平板をとりあげ,表面に平行な方向に正弦波状に周期的時間変化する一様な磁場により誘起される傾斜機能長方形板の電磁熱誘起振動の数理解析を取り扱い,平板に誘起される渦電流分布,渦電流により生じる非定常温度分布ならびに渦電流と外部磁場との相互作用により生じるローレンツ力を導出した.さらに,ローレンツ力と温度変化により平板に誘起される横振動および応力の解析解を導出した.これらの結果について,第3回機能性材料及び構造に関するアジア国際会議にて講演発表を行った.発表論文は本国際学会のプロシディングス図書に掲載された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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