2012 Fiscal Year Annual Research Report
射出成形によるプラスチック部品への表面転写プロセスの可視化とそのメカニズム解析
Project/Area Number |
22560122
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
山部 昌 金沢工業大学, 工学部, 教授 (70288265)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 射出成形 / 金型転写 / 可視化 |
Research Abstract |
現在,自動車部品や家電,日用雑貨など多くの分野において,射出成形法により成形されたプラスチック製品が使用されている.これらのプラスチック製品は,用途に応じて様々な機能が求められている.例えば自動車内装部品では質感の向上や太陽光の反射軽減などの観点から製品表面に皮革模様等の微細な凹凸(シボ)を施しているが,これらの機能を発現するため製品は,金型にシボ加工を施し,その表面形状を忠実に転写させることが求められている. そこで本研究では,金型内可視化手法を用いて射出成形過程での転写のプロセスを観察し転写メカニズムを明らかにする.また,射出成形時の成形条件とガラス繊維,シボ形状の違いが転写性に与える影響度合いを検討する.これにより,転写性を向上させるうえで重要な因子を追及し,まずは,ガラス繊維強化樹脂成形品の転写性を非強化樹脂同等まで向上させ,さらには射出成形樹脂製品が金型と同じ形状を転写性する方法を考案することを目的とした. その結果、本研究では成形条件,ガラス繊維が転写性に与える影響を検討し,金型内可視化手法を使い転写のメカニズムを明らかにした.さらに転写性向上させるための重要な因子の検討を行った.射出成形品の転写性向上には,樹脂の流動性を上げシボに樹脂を完全充填することと,充填された樹脂の体積収縮を抑え,金型通りの形状を維持することが重要だと考える.またガラス繊維強化樹脂は体積収縮率が低いため,樹脂流動性の高い条件設定を行えば,非強化樹脂以上の転写性を得ることも可能だと考えた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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