2012 Fiscal Year Annual Research Report
鉄道事業の安全に貢献するオンサイトX線応力測定装置の開発と応用
Project/Area Number |
22560138
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
佐々木 敏彦 金沢大学, 人間科学系, 教授 (40251912)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 鉄道レール / 転動 / 疲労 / X線回折法 / X線応力測定 |
Research Abstract |
鉄道レールにおいては車輪との間の転動疲労損傷の問題があるが、これまでそのメカニズムが解明されていないため、レールの寿命、交換時期、点検間隔の決定が経験に頼らなければならず、安全確保の確実性やコスト面に課題が残っている.X線回折法による最新の計測および解析手法を用いると、実レールの有効な測定の実現が期待でき、本問題に貢献できると考え検討を進めた。鉄道レールのX線応力測定の試みはこれまでにもなされているが、レール表面に形成される三軸応力状態の考慮がなされた研究は少なく、その現地測定は未だなされていない状況であった。実路線での検討には、装置の小型化と解析理論の改善の両方が求められると考えられる。そこでまず,現地用のX線残留応力測定装置について試作機を作り,実際に営業路線のレールにおいて適用し,有効性や課題を明らかにした.使用レールの回折環データによる損傷状態の評価方法に関して,X線による測定を未使用および使用されたレールについて実測しデータを得た.エリアディテクタ方式の中性子応力測定の検討に関しては,シミュレーション,測定理論の面から進め,中性子侵入深さにおける平均応力を三軸応力状態に対して評価できる見通しが得られた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] 転がり疲れ試験片のX線応力測定
Author(s)
佐藤光,嘉村 直哉,神長 史人,趙 佳薇,大場 宏明,江尻正一,茂木良平,佐々木敏彦
Organizer
日本金属学会・日本鉄鋼協会北陸信越支部平成23年度連合講演会
Place of Presentation
金沢工業大学、石川県