2012 Fiscal Year Annual Research Report
PSJAの誘起特性解析と極限値探索による適応遅延時間制御
Project/Area Number |
22560169
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
小河原 加久治 山口大学, 理工学研究科, 教授 (70211125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新銀 秀徳 山口大学, 理工学研究科, 助教 (60535243)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | PSJA / プラズマアクチュエーター / 流れ制御 |
Research Abstract |
フィンガー型PSJAとS-S型と剥離抑制効果比較実験を条件を変え手複数回行い、その再現性を検証した。 その結果、フィンガー型はS-S型と比べて数度程度大きな迎え角まで剥離抑制効果が維持できることが分かった。 しかし、低迎角ではS-Sがたの方が抗力が小さい領域が存在することが分かった。 また、揚力は全般的にフィンガーたが高い値を示すことがわかった。 ダイナミックストール特性を調べるため、周期的に迎え角を変化させながら揚力・抗力を計測する実験システムを構築し、迎え角に対する揚力のヒステリシス特性を計測した。その結果、S-S型が周期ごとの失速特性がばらつくのに対し、フィンガー型は剥離抑制効果が安定しており、周期ごとのヒステリシス曲線が良く一致することがわかった。 PSJAの効果を数値シミュレーションする際の誘電力モデルの精度を向上させるために、マックスウェル応力のモデル化手法を再検討した。 新モデルは筆者らが従来用いていたモデルと比較して、より大きな体積力を与えることが分かった。 つまり、従来は数値シミュレーションの結果と実験結果はオーダー的に同じであったが、新モデルでは1以下のモデル定数を導入しないとシミュレーション結果と実験結果が一致しないこととなった。このモデルを使ってNACA0012翼、およびNACA0015翼まわりの流れを幾つかの迎角について流れシミュレーションを行った。 その結果、いずれの翼に対してもシミュレーション結果は実験結果と定性的に良く一致し、定量的にも抗力のオーダーは一致することが分かった。 尚、NACA0015翼まわりの熱線流速計による流れ計測は本研究で新たに行ったものである。 このモデルを使って極値探索による遅延フィードバックによる適応剥離制御シミュレーションを行った結果、実機実験と同様に所期の効果が得られることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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