2011 Fiscal Year Annual Research Report
X線ステレオ撮影によるマイクロチャンネル内の混相流の3次元流動計測
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22560179
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
植村 知正 関西大学, システム理工学部, 教授 (70029536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 恭史 関西大学, システム理工学部, 准教授 (90330175)
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Keywords | 放射光X線 / ステレオ撮影 / マイクロチューブ / 気液二相流 |
Research Abstract |
平成23年度の研究は順調には進まなかった。本研究で使用する重要な実験装置であるダブルラウエクリスタル(以下DLC)の製作会社が八戸にあり、地震の影響で製作が遅れた。DLCは初年度(平成22年)に発注する予定だったが、それを使用して行う放射光研究施設での実験課題が採択されなかったため、発注できなかった。そのため平成23年度予算を繰越さざるをえなくなった。 平成23年度の前半の課題申請(11A)も採択されなかったため、7月にビームライン担当者のビームタイム(実験時間)を一部利用させていただく形で単相流の予備実験を行い、ステレオ撮影ができることを確認した。ただ、DLCに問題があって、像が二重になる現象が現れて、それ解決することが課題となった。 年度後半に実験を行うために11Bに課題申請して、12月初頭に3シフト(24時間)の実験時間が許可された。しかしながら、実験日程の直前に(12月末)ビームラインにトラブルが発生したため、11Bの実験を実施できなかった。やむをえず、23年度の研究予算の翌年度繰越しを申請して認められた。さらに実験の課題申請が採択されても、本研究の最終年度の平成24年度に行うことになった。 細管内をマイクロバブルが分散した流れを生成法について検討した。管内に直接微小気泡が発生させる方法は気泡が管璧に付着するため使えなかった。マイクロバブルを外部で発生させ、それを管内に導入する方法を利用した。マイクロバブルを発生させるには気泡発生ノズルが用いられることが多いが、この方法では気泡の寸法のばらつきが大きいので、より均一なマイクロバブルが発生する加圧溶解法を利用した。加圧溶解法で気泡を高濃度に発生させることと、発生した気泡混り液を細管に導入する方法は翌年度に開発する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
遅れの理由は単純ではないが、いくつか挙げることができる。a)放射光施設の利用申請が採択されなかったため、実験開始の年度が後ろにずれたこと、b)実験計画が遅れたため、主要な学生が卒業して抜けたこと、c)製作に特殊な技術を要するDLCを作る会社が地震被害に会ったこと、d)年度の後半に採択された実験時期にビームライントラブルで、実験できなくなったことなど。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年度の実験実施のための課題申請は新しく設けられた優先課題枠で申請して、実験費用を支払ってでも実施する。 DLCの問題の解決、気泡分散流の細管への導入問題の解決、混相流の試写実験を早急に実施する。
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Research Products
(2 results)