2012 Fiscal Year Annual Research Report
多孔体内における燃焼現象の解明のための反応性流体力学に基づく数値解析法の開発
Project/Area Number |
22560193
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
山下 博史 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40111835)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 数値解析法 / 多孔体 / 燃焼反応 / 表面反応 / 反応性流体力学 |
Research Abstract |
複雑な微細構造を有する多孔体内における燃焼現象を解明するための反応性流体力学に基づく数値解析手法を開発し,様々な燃焼現象に適用した数値計算結果を実験結果と比較検討することにより,その妥当性を検証することを目的としている.本年度の実施事項と研究成果は下記のようにまとめられる. 1.多孔体内における燃焼現象の解明のための反応性流体力学に基づく数値解析手法の開発:前年度までに開発した数値解析手法をさらに精査し,種々の課題に対応できるようなコードを完成した.また,一部GPUコード化を組み込んだ. 2.開発した数値解析手法の様々な多孔体における燃焼現象への適用と妥当性の検討:様々な多孔体における燃焼現象について数値解析を行い,研究調査によって取得した実験的研究の実験結果と比較検討し,本手法の妥当性について検討した. 1) 燃料供給インジェクターによる燃料の一様供給,火炎の保持,熱循環の促進:基本的な多孔体の利用形態である燃料供給インジェクターの場合について計算結果と実験結果を比較検討した.また,多孔体による燃料供給の一様化の効果,火炎の保持機構,熱循環による供給燃料の予熱の効果について検討した.2)固体表面における表面反応によるラジカルクエンチングの影響:本数値解析手法により初めて,この固体側を実際的な多孔体として扱うことが可能となった.これにより,実際的な多孔体流入部における表面反応によるラジカルクエンチングの影響を数値計算によって解明した. 3.得られた研究成果について総括し,配分予定の研究成果発表のための旅費を使用し,結果を国内の学会等で発表した.また,招待講演も依頼され,研究成果を社会・国民に発信した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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