2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22560196
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
畑 幸一 京都大学, エネルギー理工学研究所, 助教 (60115912)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 強制対流 / 限界熱流束 / 円管 / サブクール水 / 限界熱流束発生機構 / サブクール水 / 流量急減 / 限界熱流束表示式 |
Research Abstract |
1.強制対流下円管発熱体における限界熱流束に及ぼす沸騰開始過熱度の実験 内径6 mm、長さ59.5 mmで表面状態が粗面の薄肉円管発熱体を用い、入口圧力785.0~966.9 kPa、入口サブクール度141.4~156.3 K(入口液温19.7~36.1 ℃)、流速4.0~30.7 m/sの範囲で、発熱率を準定常的にゆっくり連続的に上昇させて沸騰開始過熱度及び定常限界熱流束を求めた。3分割した発熱体軸方向の局所熱流束、表面温度を詳細に計測し、局所沸騰熱伝達率も計測した。沸騰開始過熱度、過渡沸騰熱伝達及び過渡限界熱流束に及ぼす発熱率上昇周期、流速の影響を明確にし、限界熱流束発生機構について議論した。 2.円管内サブクール水流量急減に伴う強制対流過渡沸騰熱伝達実験 内径6 mm、長さ59.5 mmで表面状態が粗面の薄肉円管発熱体を用い、入口圧力717.6~1448.7 kPa、入口サブクール度134.0~164.9 K(入口液温=33.0 ℃)、流速4.0~30.7 m/sの範囲で、先ず、流速4 m/sで発熱率を準定常的にゆっくり連続的に上昇させて沸騰開始過熱度及び定常限界熱流束を求めた。強制対流下初期流速6.9, 9.9, 13.3 m/sの円管発熱体に実験計測した流速4 m/sの定常限界熱流束の発熱率を与え、流量制御用パソコンからの出力信号で初期流速を緩やかなランプ関数状から急速なステップ関数状まで種々に発熱体入口流速を減少させ、過渡沸騰熱伝達及び過渡限界熱流束の実験を行い、流速一定の強制対流下で熱入力波形を上昇させて求めた過渡沸騰熱伝達及び過渡限界熱流束の実験結果と比較検討し、過渡沸騰熱伝達及び過渡限界熱流束に及ぼす初期流速及び流速減少速度の影響を明らかにした。 3.円管内サブクール水流量急減に伴う強制対流過渡限界熱流束を予測する一般的限界熱流束表示式の導出
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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