2010 Fiscal Year Annual Research Report
連続流人工心臓用小型・高性能・高効率セルフベアリングモータの開発
Project/Area Number |
22560240
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
松田 健一 茨城大学, 工学部, 准教授 (30302326)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 良 茨城大学, 工学部, 教授 (90186867)
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Keywords | 人工心臓 / セルフベアリングモータ / 磁気軸受 / 5軸制御 |
Research Abstract |
近年開発されている磁気軸受やセルフベアリングモータを利用した体内埋め込み型の人工心臓ポンプは,システムの簡略化や小型化の要求から,浮上回転制御されるロータのいくつかの自由度を受動安定性に依存させたシステムを採用している。受動安定性を利用するシステムは,減衰特性が極めて低いため,共振周波数での不安定振動の発生や患者が転倒しポンプに大きな加速度が加わるような突然のアクシデントに対し,その安全性や信頼性という最も重要な点で問題が残っている。 本研究では,この問題を解決するために,浮上回転する単一の永久磁石ロータを,受動安定性を利用せずに5軸全て能動制御可能とすることで,小型化と高性能さらに高効率化が同時に実現可能なIPM型セルフベアリングモータの開発を目的としている。 本年度は、IPM型セルフベアリングモータのロータ内部に配置する永久磁石の形状および配置について、3タイプの解析モデルに対する3次元磁場解析の結果から,最も良い形状を決定し最適化設計を行った。この解析結果に基づき試作機を設計製作し現在研究を継続中である。
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