2012 Fiscal Year Annual Research Report
風力発電導入量拡大のための風速変動高精度予測・電圧制御手法の研究
Project/Area Number |
22560282
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
熊野 照久 明治大学, 理工学部, 教授 (80371243)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 風力発電 / 風速変動予測 / 数値流体解析 / 電圧制御 / ANFIS / 変分法 / 電力貯蔵 |
Research Abstract |
本研究では風力発電所の風速変動を高精度に予測し,これに基づき電圧の安定化を行う予測制御手法を開発した。平成24年度は最終年度に当たり,前年度までに開発した数値流体力学シミュレーションや風速予測手法に基づき,以下のとおり研究を実施した: 1)風速変動予測モデルの精度向上 前年度までに開発した数値流体解析ベースの風速予測手法の精度の改善,風力発電量予測手法の開発・精度向上に努めた。この結果,数値流体解析に基づく風速予測については,地形影響の考慮法や伝達関数近似モデルの有効性等について成果が得られ,外部発表した。(RE&PQJournal Paper 303,Vol. 10, 2012, ISSN:2172-038X および MJJS Paper 24, KL, 21 Nov, 2012)精度向上においてはインテリジェントモデルの適用も試み,一定の成果が得られたため外部発表(電気学会電力技術・電力系統技術合同研究会PE-12-137)を行った。 2)電圧制御手法の開発 本研究の最終目的は,電圧制御の改善によって系統電力品質を維持・向上し風力発電の導入枠を拡大することである。このため上記1)の予測に基づく電圧制御手法について検討し,そのうち二つの手法については一定の成果が得られたため外部発表した。第一は従来から指摘されている電池電力貯蔵システムの制御であり,変分法に基づいてその運用スケジュールを最適化することに成功した((2012 CIGRE SC C4 Colloquium in Japan, October 10-13, 2012))。第二は風力発電機自身の制御である。今後導入の中心となると予想されるPMSG型風力発電機についても変分法と制御構造同定によって最適な制御方式を定めることができた(Proc IEEE PECon 2012, pp454-459, Dec 4)。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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