2011 Fiscal Year Annual Research Report
インバータ電源のエネルギー関数モデル表現による信頼度評価手法の研究
Project/Area Number |
22560284
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
田岡 久雄 福井大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (30367502)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松木 純也 福井大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90089110)
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Keywords | 電力系統解析 / 信頼度評価手法 / インバータ / 太陽光発電システム |
Research Abstract |
インバータ電源が、電力系統の信頼度にもたらす影響を検討するため、インバータ電源のエネルギー関数モデルを検討し、エネルギー関数モデル表現による位相角安定度・電圧安定度などの信頼度を高速に評価する手法を研究することを目的に、本年度は以下の項目について実施した。 (1)エネルギー関数法による太陽光発電システムの評価の検証 太陽光発電(PV:Photovoltaic Generation)を導入した一機無限大母線系統を,位相面軌跡を用いたエネルギー関数法によってCCT解析することにより評価したので報告する。また,本手法の有効性は,Y法によるシミュレーション結果と比較することで確認した。 (2)LED照明の負荷モデルの考案 インバータ負荷であるLED照明機器が大量に導入された場合の影響を評価するため,測定結果を基に,LED照明の負荷モデルを作成し,シミュレーションを行い検証した。 (3)LED照明の負荷モデルの考案 また、需要家の負荷モデルを実測データと理論的アプローチから作成するため、福井大学キャンパス配電系統に電力監視システムを構築し,需要家の負荷特性を監視・解析し,需要家負荷モデルの作成・評価を行った。 今後は、インバータ電源、インバータ負荷のそれぞれの特性を的確に表現できるエネルギー関数モデルを用いて、安定性評価を行っていく。。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インバータ電源とインバータ負荷のモデル化に時間がかかったが、新しいエネルギー関数うモデルについて、見通しを出すことができたため、おおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、インバータ電源、インバータ負荷のそれぞれの特性を的確に表現できるエネルギー関数モデルを用いて、安定性評価を行っていく。
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