2011 Fiscal Year Annual Research Report
低炭素社会における交流-直流ハイブリット給電方式に関する研究
Project/Area Number |
22560285
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Research Institution | Aichi Institute of Technology |
Principal Investigator |
雪田 和人 愛知工業大学, 工学部, 准教授 (60298461)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 泰之 愛知工業大学, 工学部, 教授 (70178458)
一柳 勝宏 愛知工業大学, 工学部, 教授 (80064955)
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Keywords | 直流給配電 / 分散型電源 / 省エネルギー / エネルギー効率 / ハイブリット |
Research Abstract |
本研究における当該年度の研究成果は,昨年度において検討がさらに必要となった部分について実施するとともに申請書の計画に基づき実施した。実施した内容を以下に示す。 1.パラレルプロセッシングを用いた系統連系手法における制御手法のシミュレーション解析 1)パラレルプロゼッシングの無瞬断方式である電流制御,電圧制御のハイブリット制御方式についてシミュレーションモデルを構築し,この協調方式における改良点について検討した。 2)これまで用いた蓄電池の充放電特性データを検討し,蓄電池の充放電寿命に関して検討した。今回実験に用いた電池は,鉛蓄電池であるが,使用方法によっては比較的寿命が長くなると予想される。 3)瞬時電圧低下現象によるシステムの挙動について,さらに詳細な検討を行うとともに,制御手法に関して改良項目について検討した。 4)全電源喪失時の起動(ブラックアウトスタート)などにおける制御手法,運用手法の解析を計算機および実験データの解析をした。 2.直流技術を用いた電力変換効器の制御方式に関してのシミュレーション解析 1)分散型電源の電流制御,直流給電における電圧制御の有効性を計算機シミュレーションと実験的解析をした。ここで,電流に発生するノイズが問題となることがわかった。 2)昨年度実験したデータを用いて,直流給電方式のシステム効率向上についてシミュレーション解析を実施した。特に,直流負荷について再検討する必要があることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
申請書に記載している研究内容をほぼ実施できているため,上記の評価をした。
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Strategy for Future Research Activity |
交流/直流のハイブリット給電を実施した場合,直流給電系の電流に大きなノイズが発生することが明らかになった。このノイズに関しては,FFTやウェーブレット変換などを用いて,より詳細な解析を今後実施したいと思う。
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Research Products
(5 results)