2012 Fiscal Year Annual Research Report
高性能Multi-Edge型LDPC符号の解析と構成に関する研究
Project/Area Number |
22560363
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
坂庭 好一 東京工業大学, 理工学研究科, 教授 (30114870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠井 健太 東京工業大学, 理工学研究科, 准教授 (70431997)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | LDPC / マルチエッジ型 / 重み分布の対称性 / 高性能アンサンブル / 密度発展法 |
Research Abstract |
本研究は,代表的な通信路モデルに対して,(1)Multi-Edge型非正則LDPC符号のアンサンブルをできるだけ詳細に規定する規則的かつ効率的な記述法を確立し,(2)そうして得られる各種の符号アンサンブルに対して,その性能評価に必要となる密度発展(Density Evolution)アルゴリズムを開発して詳細な性能評価を行なうと共に,(3)得られた性能評価結果を整理・統合して,高性能な符号アンサンブルが満たすべき系統的条件を明らかにすることにより,高性能なMulti-Edge型非正則LDPC符号アンサンブルの構成法を探求することの3点を主要な課題として行なわれた. 平成24年度は,本研究の最終年度であり,前年度までの2年間で積み上げてきた複数の高性能符号アンサンブルの条件を同時に満足するような符号アンサンブルの構成を検討し,その符号アンサンブルの性能評価を,ウォーターフォール領域ならびにエラーフロア領域両方の誤り率特性に関して行ない,従来に比べて優れた符号アンサンブルが得られることを示すことができた. 本研究の最も大きな成果は,Multi-Edge型非正則LDPC符号の重み分布に関する『対称性』を用いることによって導いた,新しい符号アンサンブルの導出である.その結果,この新しい符号アンサンブルのクラスに対して,密度発展アルゴリズムを開発し,各種の重み分布ならびに最小距離分布などの特性について解析を行ない,さらに,最終的な総合特性として,ウォーターフォール領域ならびにエラーフロア領域両方の誤り率特性に関する性能評価を行ない,従来に比べて優れた符号アンサンブルが得られることを示したものであり,当初の研究目標を達成する有意義な結果が得られたものと考える.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)