2012 Fiscal Year Annual Research Report
機会的無線アクセスをサポートする学習し進化するネットワークアーキテクチャ
Project/Area Number |
22560374
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
高橋 達郎 京都大学, 情報学研究科, 教授 (30324677)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新熊 亮一 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (70362580)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ネットワーク制御 / 動的制御 / バックボーンネットワーク / 無線アクセス |
Research Abstract |
光パケットネットワークと無線アクセスネットワークに関する研究を並行して進めた。 光パケットネットワークに関しては、①昨年度に研究を行った部分共有型バッファは、出力回線ごとに個別バッファを持ち、それに1個の共有バッファを追加できる構成で、共有部と個別部の基本バッファサイズは等しい条件で検討を行った。24年度はこれを一般化して検討を行った。共有部部はより小さなバッファとし、これを同一の出力回線で複数段縦続接続でき、負荷に応じて適応的にバッファを利用できる。計算機シミュレーションにより評価したが、バッファの捕捉・解放のアルゴリズムには学習機能を盛り込むことを検討した。②広域に配置されたネットワーク機器を高い精度で時刻同期をとることが可能になっており、広域時刻同期を利用した新たなネットワークアーキテクチャを研究した。具体的には、時分割型の光パケットネットワークを対象とした。キー技術であるタイムスロット割り当てアルゴリズムとして、信号伝搬遅延を考慮したパッキングを研究するとともに、回線負荷状況などのさまざまの情報を学習しながら行う高効率な割り当てを行うアルゴリズムを計算機上に実装した。 一方、無線アクセス制御アーキテクチャについては、周波数資源の動的な捕捉を分散的に行う方法について研究した。資源が間欠的にしか利用できないOpportunistic Communication環境では、電波の状況を正確に・早く学習することが不可欠である。情報の収集範囲は、サーバーへの情報登録やP2P通信によって広範な情報を収集するものや、周囲のノードとの情報交換を行う協力通信などがあり、情報収集範囲により状況把握の精度と遅延が影響を受ける。具体的には放送と通信の融合形態を想定して、学習のメカニズムと周波数資源の捕捉プロセスを計算機上に実装して、体系的に評価を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)