2010 Fiscal Year Annual Research Report
並列伝送OFDMAマルチホップ仮想セルラネットワークにおけるリソース割当法の研究
Project/Area Number |
22560388
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Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
工藤 栄亮 東北工業大学, 工学部, 教授 (80344696)
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Keywords | 移動通信 / セルラ / マルチホップ / リソース割当 / バーチャルセルラネットワーク / OFDMA / 並列伝送 |
Research Abstract |
超高速無線ネットワークの構築を目指して,多数の無線ポートを分散配置し,マルチホップ通信によって移動端末から受信した信号を転送するマルチホップ仮想セルラネットワーク(マルチホップVCN)を我々は提案している.さらに,マルチホップ経路とサブキャリアの同時割り当てを行うことにより,ルートダイバーシチと周波数ダイバーシチの相乗効果が得られる並列伝送も我々は提案している.本研究では並列伝送マルチホップVCNにおけるリソース割当法を確立することを目的としている.平成22年度は,並列伝送マルチホップVCNの有効性の検証およびハードウェアによる伝送実験系の構築など,以下の検討を行った. 1. 並列伝送マルチホップVCNにおけるチャネル容量の研究 並列伝送マルチホップVCNの有効性を検証するために,平成22年度は,単純な1次元配置モデルを用いて,ホップ数,送信電力,周波数再利用距離とチャネル容量の関係を求め,送信電力が制限された場合には最適なホップ数が大きくなること,マルチホップの方がシングルホップに比べ,シャドウイング損失やフェージング損失によるチャネル容量の劣化が小さいこと等を明らかにした. 2. パケット伝送可視化法の研究 実際のパケット伝送のイメージを可視化できれば,物理的理解が深まり,研究の効率化が期待できる.平成22年度は汎用マイコンボードを利用してシングルホップの無線伝送が可能なQPSK無線送受信機フェージングシミュレータを製作し,理論値とほぼ一致した特性が得られた.
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