2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22560416
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
橋本 岳 静岡大学, 工学部, 准教授 (60228418)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 画像計測 / 計測工学 / リモートセンシング / 環境技術 / 太陽光発電 / 防災 |
Research Abstract |
自然現象観測に特有な課題を解決し,自然現象観測に有用な3次元計測システムの実現が研究目的である。本研究で解決する課題は,観測地の地形・動植物等から観測装置の設置位置の制限が強いこと,計測対象抽出に関する画像処理手法,気象の影響への対応である。これらの課題に対して,高精度3次元画像計測技術を適用して解決法の検討・実現に取り組んだ。具体的には,次の研究テーマについて理論的検討を進め,屋外計測実験にて有効性の確認を行った。 1. 設置位置の汎用化:自然現象観測における観測装置の設置位置の自由度を高めるために,前年までの研究成果をさらに発展させて,高精度計測のコア技術に基づくシミュレーションおよび屋外計測実験を行い,カメラ配置と計測精度との関係を綿密に調べた。具体的には,中距離~遠距離にて最大誤差0.1mである計測領域を拡大するため,観測装置の設置位置の汎用化を実現した。 2. 対応点探索,観測領域の拡大:(1) 観測対象に適した対応点探索方法に関する研究を行った。氷河ピークおよび雲を計測対象とする対応点探索方法に対して,これまでの取り組みを継続するとともに,対象のマッチングによる対応点探索方法の検討を行い,その有効性を確認した。(2) 観測領域の拡大について検討を行った。具体的には,観測機器を移動させた計測実験を継続して計測有効性を確認できた。また,昨年度実施した気象の影響への対応も改良した。 3. 小型かつ高精度の実現:上の研究テーマ1,2の成果を受け,観測機器の設置・運搬・移動を考慮して,小型で計測目的に対する十分な計測精度実現を実現できる計測システムを試作した。 4. 以上の研究成果を受けて,防災応用の基礎研究としての屋外対象の計測を実施し,その有効性を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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