2012 Fiscal Year Annual Research Report
光の中から音情報を取り出す方法と光波マイクロホンの高性能・高機能化
Project/Area Number |
22560429
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
園田 義人 東海大学, 産業工学部, 教授 (90117143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐松 崇史 東海大学, 産業工学部, 准教授 (60299667)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 可聴音 / 光マイクロホン / レーザー / 音計測 / 超音波 |
Research Abstract |
本研究では、振動膜等の物体を一切用いず光で音を直接検出する方法、もしくは光の中から音情報を取り出す方法(光波マイクロホン)を提案し、それを実用化するための開発研究を行っている。 本年度は、前年度の研究において生じた新たな課題の解決を継続すると共に、光波マイクロホンの高性能化・高機能化を図るための研究を実施した。 (1)光ファイバ束による音の分離測定: 音の入射方向により観測面内での回折像の位置が変わるので、光ファイバ束を用いることにより音の進入方向毎の分離測定が可能となると考えられる。ここでは、16chの光ファイバ束を用いて、入射角の異なる音による回折光の分離測定を行った。その結果、入射方向毎の音の分離測定が可能なことを実証した。また、1本の光ファイバによる音検出では双指向性の受音特性を有すること、指向性の角度はおよそ±45°程度であることなどを明らかにした。 (2)受音指向性制御の検討: 上記(1)のシステムにおいて、16ch光ファイバ束の中の90°の相対角度に位置するの2本の光ファイバ出力の電気信号を合成することにより、45°の方向に最大強度を持つ指向性が実現できることを示した。また、3本、4本の光ファイバ出力の合成をそれぞれ行い、広指向性が得られることを実験的に示した。これらの結果より、各光ファイバから得られる出力電気信号を合成すれば受音指向性の手元制御が可能であることを実証した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)