2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22560461
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
小澤 満津雄 岐阜大学, 工学部, 助教 (80313906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 裕市 岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (20213449)
森本 博昭 岐阜大学, 工学部, 特任教授 (30021629)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | UFC / 爆裂 / PP繊維 / ジュート繊維 / WSPVA繊維 / 鋼繊維 |
Research Abstract |
本研究では200MPa クラスのUFC を対象として,各種爆裂抑制繊維を混入した場合の爆裂抑制効果を検討した。その結果、本研究の範囲内で得られた結論を以下に示す。 1) 圧縮強度200MPa 以上のUFC においては400℃加熱であっても大きな損傷を生じるが,爆裂抑制繊維の混入により損傷を低減できる。600℃加熱では,すべての供試体で爆裂を生じたが,爆裂抑制繊維の種類と長さによって損傷に差異が見られた。 2) PP繊維は爆裂抑制繊維として一般的に用いられているが,0.19vol%では効果がなかった。1.0vol%混入することで,爆裂抑制効果が確認できた。ただし,流動性は大きく低下した。 3) ジュート繊維は,本研究で使用した繊維のなかで最も爆裂抑制効果が高かった。これは,ジュート繊維が複数の管(中空構造)の束になっており,蒸気圧逸散ネットワークが形成されたことが要因と考えられる。一方で,流動性の低下も小さく,強度低下もほとんどみられなかった。一般的に使用されているPP繊維と比較しても,その優位性が確認できた。 4) WSPVA繊維は,繊維長4mmよりも12mmが爆裂抑制効果は高いことがわかった。繊維長4mmでは蒸気圧逸散ネットワークの形成が十分でなく,爆裂抑制効果が小さくなったと考えられる。しかしWSPVA12のフロー値は218mmと小さく,繊維長と混入率の検討が必要であると考える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)