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2010 Fiscal Year Annual Research Report

積層ゴム支承の耐震設計用レオロジーモデルの開発:低温下における設計法の確立

Research Project

Project/Area Number 22560473
Research InstitutionSaitama University

Principal Investigator

奥井 義昭  埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (40214051)

Keywords耐震設計 / 免震装置 / 非線形粘性 / 温度依存性
Research Abstract

橋梁の耐震設計における動的非線形解析で用いるゴム支承モデルの開発を目的として,ラップシアー型試験片を用いた材料試験,およびゴム支承を用いた載荷試験を行った.高減衰ゴムでは温度依存性により,低温下での挙動が常温時の挙動と大きく異なるため,材料試験では常温下での試験に加えて低温下の試験も行い,高減衰ゴムの温度依存性明らかにした.
解析モデルに関しては,実験結果を踏まえて,特に高減衰ゴム支承では粘性効果が主な減衰メカニズムであるため粘性効果が表現出来る粘弾塑性型のレオロジーモデルを開発した.あわせて,モデルパラメータの同定手法を開発した.得られた試験結果からは,高減衰ゴムの粘性はひずみ速度とひずみ量に応じて,粘性係数が変化する非線形性を有していることが明らかになった.
さらに,ゴム支承レベルでの挙動と材料レベルでの挙動を比較し,材料レベルで試験によってゴム支承の挙動を推定する方法についても検討を行った.
今後,提案モデルを用いた連続高架橋の非線形応答解析を実施し,提案モデルのパラメータの非線形応答解析結果に関する感度を検討する予定である.提案モデルは既往のバイリニアモデルに較べ,複雑になるので,感度解析の結果を踏まえて,感度が小さく,結果に大きな影響を与えないパラメータについては,思い切って単純化するなど,実用に耐えうるモデルの提案を検討する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 高減衰ゴム支承のモデル化に違いによる橋梁応答解析結果への影響と低温時の挙動2010

    • Author(s)
      奥井義昭
    • Organizer
      土木学会第65回年次学術講演会
    • Place of Presentation
      北海道大学
    • Year and Date
      2010-09-01

URL: 

Published: 2012-07-19  

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