2012 Fiscal Year Annual Research Report
変動二軸曲げを受ける鉄筋コンクリート柱の耐震性能に関する実験ならびに解析的研究
Project/Area Number |
22560488
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
水野 英二 中部大学, 工学部, 教授 (80144129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 森晶 愛知工業大学, 工学部, 教授 (90273276)
伊藤 睦 中部大学, 工学部, 准教授 (00345927)
平澤 征夫 中部大学, 工学部, 教授 (50065281)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 鉄筋コンクリート柱 / 二軸繰り返し曲げ / 軸方向筋の座屈 / 耐力-変位曲線 / 横補強筋間隔 / 載荷経路 / 鋼繊維コンクリート / 中間補強筋 |
Research Abstract |
材料的ならびに構造的な観点から柱基部の塑性ヒンジ化領域での,1)かぶりコンクリートの剥落を抑え,2)軸方向筋の座屈発生を遅延させることにより,エネルギー吸収能の高い鉄筋コンクリート(RC)柱を開発することを目的として,以下の研究を実施した. 【コンクリート材料特性が異なるRC柱の耐荷性能の検討】 これまでの「横拘束筋間隔」および「載荷経路」の要因に加え,「コンクリート材料特性」も要因として,一定軸力下での二軸繰り返し曲げ載荷実験を実施した.ここでは,「コンクリート材料特性」として,普通コンクリートに加え鋼繊維補強コンクリート(SFC)を採用した.これらの条件下で,二軸載荷下でのコンクリートの繰り返し劣化性状および軸方向筋の座屈性状がRC柱およびSFRC柱のポストピーク領域での耐荷特性に与える影響について検証した. 【構造特性が異なるRC柱の耐荷および耐震性能の検討】 「横拘束筋間隔」および「載荷経路」の水準下において,後施工が可能な補強筋を配置する手法を想定し「中間補強筋の配置形状」も水準に加えることにより,一定軸力下での二軸繰り返し曲げ載荷実験を実施した.「中間補強筋の配置形状」として,2種類の配置形状(十字型およびX字型)を採用し,「載荷経路」としては,これまでと同様な斜め載荷および矩形載荷を採用した.ここでは,上述のRC柱およびSFRC柱の二軸曲げ載荷実験結果と本実験結果とを比較することにより,二軸載荷下でのコンクリートの繰り返し劣化性状および軸方向筋の座屈性状が中間補強筋付きRC柱のポストピーク領域での耐荷特性に与える影響について,とくに載荷経路と中間補強筋の配筋形状の違いを中心に検証した.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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