2012 Fiscal Year Annual Research Report
非破壊探査手法によるため池堤体改修効果評価手法の開発
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22560496
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
山中 稔 香川大学, 工学部, 准教授 (50264205)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 修一 香川大学, 工学部, 教授 (00325317)
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Project Period (FY) |
2010-10-20 – 2013-03-31
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Keywords | 地盤調査 / 物理探査 / ため池 / 表面波 / 密度 |
Research Abstract |
ため池堤体改修工事おいては,現況堤体の各種物性値を得るためにボーリング調査や土質調査が実施される。しかし,現況堤体の各種物性値を非破壊な物理探査手法によって推定できると,二次元的な土質物性を詳細に把握することが可能となり,調査経費の大幅な節減につながる。さらには,堤体改修工事完了後の堤体土質物性が非破壊探査により評価できれば,品質管理に利用可能となる。 本研究では,表面波探査や常時微動測定等の非破壊探査手法を,改修工事が実施されるため池堤体で実施し,改良前後のS波速度及び振動特性を比較することによって堤体改良効果の検証方法を開発するものである。 本研究の結果,堤体改修工事後のS波速度の上昇と均一化を確認することができ,堤体改修工事の効果検証に利用し得ることが判明した。また,乾燥密度とS波速度との関係式から求めた推定乾燥密度と,堤体改修工事記録による現場乾燥密度とを比較すると,概ね ± 5%の範囲に分布するとともに,深さ4 m程度以浅で高い相関を有していることが明らかとなった。このことを踏まえ,今後の課題としては,堤体深度を考慮した密度の推定式を検討する必要があると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)