2010 Fiscal Year Annual Research Report
LRTの導入が都市構造の集約化に及ぼす影響に関する研究
Project/Area Number |
22560528
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
森本 章倫 宇都宮大学, 工学研究科, 准教授 (30239686)
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Keywords | 地域都市計画 / 公共交通 / 集約型都市 |
Research Abstract |
国内の事例収集を中心として、集約型都市構造と公共交通の実態把握を行った。初年度としては特定のLRTの影響を見る前提として、軌道系公共交通と土地利用の関連性を多様な視点で調べることに焦点を当て、都市内公共交通の存在が都市形態にどのような影響を与えてきたのかを検討した。研究の成果は以下の3つにまとめられる。 1)集約型都市構造と公共交通の事例収集と既存研究の整理 国内の諸都市における都市マスタープランの中で集約型都市構造をどのように定義しているかを調査するともに、既往研究の整理を行った。 2)公共交通指向型開発(TOD)の評価指標の検討 TODを評価するための定量的な指標について、密度・多様性の2つの視点で整理を行った。特に駅勢圏人口当たりの一日平均乗車人員を公共交通利用密度と定義し、公共交通利用に影響を与える都市特性について総合的な分析を行った。その結果、駅勢圏人口密度が高く、大規模商業施設が集積している地域で、公共交通利用率が高いことがわかった。 3)鉄道駅と沿線土地利用の関係について整理 地方都市を対象に鉄道駅と沿線土地利用の関係について分析を行った。その結果、人口密度が60人/ha以上になると、公共交通利用密度が急激に上昇する傾向があることがわかった。
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Research Products
(2 results)